綴ら折々

季節折々綴っていきます。気持ちの春夏秋冬ですってさ。

「私、○○なんです」って言ってるぞ本当にそうなるぞ。

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私には綺麗なフレーズがある。

 

「私、バカなんでわかりません」

 

バカだからわからないのはあたりまえ、

ごめんなさいね、てへぺろ

みたいな感じが浮き出てるとなおさら。

 

「すみませんバカで・・・どうしてバカなんだろう・・・」

という悲観した感じではない、

むしろちょっと誇らしげに

“自称バカ”を名乗っている。

 

バカだからって何でも許される訳じゃないし、

そもそものわかろうとすることさえ拒否する

その姿勢が好きじゃないんだよ!

 

しかし、

最近自分も似たような表現を

使っていることが判明!

それは、

 

「私、方向音痴なんです」

 

事実、私は極度の方向音痴。

行った道を元に戻れない。

一度行っただけでは道は覚えられない。

Googleマップないと初めての土地では死ぬ。

紙の地図はむしろ読めない。

そもそもここで東西南北どうなってるの?などなど・・・

重症です。

 

道に迷ったときに、

「私、方向音痴なんだよね」

って言うと

「あーそうか、仕方ないよね」

となってしまっている部分ももちろんあったわけで。

 

しかし先日、ふと気づく。

友達と出かけた帰り道でのこと、

私「これって、右と左どっちだっけ?」

友「うええええ?!」

ついさっき来た道だったから、

わからないってどういうこと?!みたいなリアクション。

「今のはボケなのか?!」

と言わんばかりの驚愕の声。

これがボケだったらどんなに良いか・・・

大真面目でこれなのだ。

思っているより方向音痴が悪化しているのかも知れない。

方向音痴がさらに悪化している。

 

これってもしや、

軽い方向音痴だったのに、

“自称”を続けることで、

どんどん悪化しているのでは・・・。

 

他にも考えてみると、

「私、○○なんです」

という言葉はだいたいネガティブフレーズ。

「おまえって○○だよな!」

ってそこをつかれると結構辛い。

でも、自己申告しちゃえば

「私って欠点だらけ!

でも、むしろおいしくいじっちゃって!」

感も出るし、

双方が傷つかなくて済む!

 

「私、バカなんです」

なんて言葉にも

そういう意図があったのかもしれないな、

なんて思うと切ない気持ちになったりならなかったり。

 

だから気をつけろ!

「私、○○なんです」

言い続けると、そうなるぞ!

 

でも、一つだけポジティブなのを見つけた。

 

「私、脱ぐとすごいんです」

 

これ言い続けてたらすごくなるのかな・・・。

でも、どういう方向にすごくなるのかは・・・。